鈴木美津子ガーデン散歩 Vol1(2020年6月6日) 長野県佐久市 風の丘しいあるガーデンより
鈴木さん自ら手掛けたロックガーデンの希少な山野草の中から、イワシャジン、ヒマラヤケシ、タカサゴカラマツソウを 鈴木さんらしい優しいエピソードを交えてご紹介します。
細い茎に長細い葉、はじめのうちは小さくて雑草と間違えてしまいます。
高山植物で秋になるとブルーの花が咲きます。
ブルーと白の花があり絶滅危惧種なのです。
秋になると岩から垂れ下がるように咲くのでイワシャシンと言います。
自然でも岩から垂れ下がるように咲いていますが、育てるのはなかなか難しいです。
下の写真は、実際に秋にこのロックガーデンで咲いていたイワシャジンです。
これは植えたのではなく増えたものです。
自然に種が岩の隙間に飛んで増えたものです。
崖などにも垂れ下がるように咲いていますね。
茎が髪の毛のように細く揺れるので、リビングにいても揺れ具合で風の強さが分かります。
松が揺れたら外に出ない方が良い、など・・・
植物を見ていると室内に居てもα波が生まれ、癒しになります。
このヒマラヤケシは、咲き終わるともう少し大きくなります。
ケシの花のような真っ白い花が咲きます。
フキの葉によく似ているので、覚えていないとフキと間違えて掘ってしまうんです。
※このヒマラヤケシは蒼い花が咲くものではなく白い花が咲く正式名シラユキゲシです。
一番お勧めしたいのが、このタカサゴカラマツソウです。
5月から咲いて10月まで咲き、とってもきれいです。
これを見てください、線香花火みたいで、これがだんだん茶色になり黒くなり、この倍ぐらいの大きさになり、手で触るとポロポロっと落ちます。それが種で、岩の隙間でも庭でもず~と蒔いておくと、小さいので他の植物の邪魔をせず、揺れるし、可愛くてきれいです。
夜、いっぱい群生していると家のライトで線香花火のようにきれいに見えるんです。これも高山植物で絶滅危惧種です。保護して欲しいですね。
※今回の動画は、YouTubeでご覧いただけます。